衿を立てて着たい。そういうお客様にはワイド系のシャツを。

一年中ノータイという人も多くなってきました。ネクタイ締めたらカッコいいのに(笑)

オーダーシャツをお作りいただく際には、

「ネクタイを必ず締めますか?」
「それともネクタイを外して着ることもありますか?」

と、お客様に必ずお聞きするようにしています。

ネクタイを必ず締めるというお客様でしたら、レギュラーカラーやセミワイドカラーなどをおすすめします。

もちろんワイドカラーでもいいですし、ネクタイの結び目を大きめにされるお客様でしたら、ホリゾンタルワイドなどもおすすめします。

当店のオーダーシャツの衿型はこちらをご覧ください。

「衿型一覧」

ノータイで着る場合、一般的にはボタンダウンを選ばれる方が多いかもしれません。

ただ、これから秋冬を迎えるとネクタイを締める機会もある。

私自身は、ボタンダウンにネクタイを締めるのはあまり好きではありません。

もちろんファッションは自由ですし、否定しているわけではありません。あくまでも私の好みの問題です。

このことについては、以前こんなコラムも書いています。

ボタンダウンにネクタイはマナー違反?由来とフォーマルな場での考え方|金港堂

さて、最初の話に戻ります。

当店にご来店いただき、採寸が終わると次はデザインを決めていきます。その中でも最初に選んでいただくのが衿型です。

ちなみに私自身のシャツは、ほぼ全部この衿型にしています。

クラッシコワイドカラー

今日、迂闊にも白いTシャツを下に着てきてしまいました。ニットを着て出勤してきたものですから気が付きませんでした。

白いシャツを着る時は、下着はベージュがおすすめです(笑)さて、この衿型。

当店では「クラッシコワイド」という名前にしています。

クラッシコワイドカラー

こちらの衿型ですが。

ホリゾンタルワイドカラー

ホリゾンタルワイドカラー。

文字通り、衿がほぼ水平に開いている衿型です。

こちらは衿羽根の長さが9センチあります。

このホリゾンタルカラーの衿羽根を7.5センチに短くしたものが、私が着ている「クラッシコワイド」です。

つまり、衿羽根は少し短めですが、かなり大きく開いた衿型です。

比較してみましょう。

まずは一番オーソドックスなレギュラーカラー。

レギュラーカラー

今回のブログでは、違いが分かりやすいように全て衿台のボタンを外して写真を撮っています。

通常、シャツ屋さんで衿型を選ぶ時には、このボタンを留めていると思います。当店でも通常は留めています。

そしてセミワイドカラー。

セミワイドカラー

続いてワイドカラー。

ホリゾンタルワイドカラー

さらにホリゾンタルワイドカラーです。

全部並べると、

レギュラーカラー
セミワイドカラー
ワイドカラー
ホリゾンタルワイドカラー

左から、

レギュラー → セミワイド → ワイド → そして左下のホリゾンタル

となります。

左から右へ行くほど、衿の開きが広くなります。

私が着ているクラッシコワイドは、一番右のホリゾンタルカラーとほぼ同じ開きです。

ここで注目していただきたいのが、衿台のボタンを外した時の衿先です。

レギュラーカラーやセミワイドカラーは、衿台のボタンを外すと衿先が前方へ下がって見えます。

一方、ワイドカラーやホリゾンタルカラーのように開きの大きな衿型は、衿先が横から後ろの方向へ向かいます。

ですから、最初の写真のクラッシコワイド。

クラッシコワイドカラー
クラッシコワイド

このように衿羽根の先が後ろの方へ向かうため、ノータイで第一ボタンを外しても衿が立って見えるわけです。

実際、立っているのですが。

さらに開きの広いカッタウェイカラーもあります。

ただ、そこまで開きが広くなると、今度はネクタイを締めた際に、結び目の横からネクタイそのものが見えてしまうことがあります。

ですから、

「ボタンダウンやスナップダウンではなく、ネクタイも締めたい。でも、ノータイで第一ボタンを開けた時にも衿元をきれいに見せたい」

という方には、ワイドカラーよりも少し開きの大きな衿型をおすすめしています。

私自身がこのクラッシコワイドでほとんどのシャツを作っているのも、お客様に実際に見ていただきながら説明できるからです。

一方で、ネクタイを必ず締めるという方には、セミワイドカラーをおすすめすることが多いです。

セミワイドは、衿の開き、スーツのラペル、そしてネクタイとのバランスが取りやすい衿型です。

当店のセミワイドカラーは衿先が8センチあり、レギュラーカラーよりも少し開きがあります。

スーツの仕立てやラペルの形にもよりますが、衿先がジャケットのラペルの内側にきれいに収まりやすいのも、この衿型の良いところです。

シャツの衿型というと、何となく見た目だけで選びがちですが、

ネクタイを締めるのか。
ノータイでも着るのか。
第一ボタンを外した時にどう見せたいのか。

そこまで考えると、選ぶ衿型も変わってきます。

今後オーダーシャツの衿型をお選びになる際の参考にしていただければ幸いです。

もちろん、ご注文もお待ち申し上げております。

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