■オーダーシャツ工房

店舗から歩いて10分程の犀川沿いにあるシャツ工房で、毎日丁寧に裁断・縫製をしております。ご注文あった生地を工房に毎日持っていき、そこで裁断・縫製、貝ボタンなどの手付けのボタンは店舗で付けて、再度工場に持っていき、仕上げをし、お客様の所に発送させて頂きます。


簡単ですが、工房での作業工程を掲載させて頂きました。


【型紙作り】

先ずはお客様のデータに基づき型紙を作成します。それぞれのパーツに分けて生地の上に型紙を起き慎重に裁断の準備を致します。

【裁断】

型紙を生地上に乗せ、革切り包丁で一枚一枚柄を合わせながら丁寧に裁断して行きます。各部分柄が通るよう細心の注意を払います。一枚一枚サイズや生地巾..色んな条件がそのオーダーごとに付加されますので経験と慎重さが求められます。

【身頃作成】

裁断された前身頃(穴をかがる上前、釦が付く下前)指定された形通りスチームアイロンで折り目をつけ糊で貼られていきます。表前立、裏前立、比翼前立、前立てに芯入れなどなど、これも一枚一枚お客様の好みによって違いますのでチェックしながら仕上げていきます。

後でミシンのステッチの掛る所なのできっちり貼ります。ポケット位置はその体のサイズ゙に合わせ臨機応変に対応します。

【衿カフス芯貼り】

衿とカフスの芯を高圧スチームアイロンで貼り合わせます。画像は白無地ですが、衿は柄が右左綺麗に揃うように、カフスも柄が綺麗に通るように丁寧に貼り合わせます

【衿の作成】

衿とカフスの芯を高圧スチームで貼り合わせます。画像は無地ですが、衿は柄が右左綺麗に揃うように、カフスも柄が綺麗に通るように丁寧に貼り合わせます。

【細かなパーツの仕上げ】

剣ボロ(袖の割れ目の補強布)、ポケット、ヨーク、ネームやドライネーム等の細かい作業が要求される部分も手作業で行います。裁断によって柄は合わされますが、一枚一枚形状、柄、幅やサイズがそれぞれ違いますのでチェックしながら慎重に折られ、糊づけが施されます。

【パーツの取り付け】

指示通りのステッチが掛けられた衿は、衿の先の長さ、衿腰の高さを確認し、縫い代を足した分だけ切り落とします。芯が貼り合わされた衿の台を衿の羽根に取り付けます。衿の羽根と台は反りの形状が逆になるので左右対称に綺麗に取り付けるのには熟練技が必要です。

身頃パーツ全てに下作業が施されたら、それを全部繋ぎ合わせます。ヨークは後ろ身頃に取り付けられます。その時サイドタック、ボックスプリーツ、背ダーツなどの指定の仕様に縫い付けます。
それに前身頃を取り付け、専用のアタッチメントによって袖が取り付けられます。これも袖の形状と身頃のアームホールの形状が反対な上、袖の歪みが出ないように柄に注意をしながら中心部分を合わせ取り付けます。次にやはり専用のアタッチメントにより脇が巻かれ、伏せられます。最後に裾に、これも専用のアタッチメントで三巻され身頃は完成です。
【刺繍】

お客様のお好みでボディやポケット、カフスなどに刺繍(ネーム)をお入れさせて頂いております。入れる場所によってはこのネーム入れの作業は裁断後直ぐになる場合もあります。

オーダーの行程でご確認下さい。

【仕上げ】

最後にプレスをし形成して出来上がりです。作業指示書通り出来上がっているかしっかりと確認をし形を整えてお客様にお納めさせて頂きます。