■THOMAS MASON (トーマス・メイソン)Made In Itlay

イタリア トーマス・メイソン社製生地

トーマス メイソン(Thomas Mason)は、1796年にイギリスで創業された老舗のシャツ生地ブランドで、現在はイタリアのアルビニ グループ(Albini Group)の傘下にあります。

長年にわたり、上質なシャツ生地の代名詞として世界中のテーラーやブランドから高い評価を受けています。


こちらはトーマスメイソンの中でも一番ベーシックで、生地の種類も多いシルバーライン「糸番手が100番手双糸×100番手双糸」を中心にした生地のカテゴリーです。トーマスメイソンにはシルバーラインの他に140番手双糸の「ゴールドライン」あとシワになりにくい「ジャーニー」と3つのラインがございます。


イギリスの伝統と風格を受け継ぐ最高級生地

ビジネス用途としては金港堂が一番お勧めする生地だとも言えます。何よりも糸に張りがありシワになりにくい。100番手のラインですと一日着用していてもシワがあまり気になりません。

140番の細番手のものはトーマス・メイソンのゴールドラインと言います。通常は140番までになりますとただ柔らかいだけですが、ここに糸のテンションを感じます。他の生地メーカーと一味違う肌触りにファンも多いところです。


トーマス・メイソンの歩み

  • 1750年:英国の繊維業界の有力な起業家の一人であるThomas Masonが産業革命の真っ只中に仕事を始める。ヨークシャとランカスターの間の地域で家庭や屋台で手作業で紡績、手織りで布地を製作。
  • 1780年:水力エネルギーを使った繊維機械が発明され、生産が大幅に増加。リバプールとヨークシャーの繊維ハブ、リーズを結ぶ水路が建設。
  • 1792年:最初のボートに西インド諸島の綿花(シーアイランドコットン)を積み込む。
イタリア トーマス・メイソン社製生地
  • 1796年:最初の綿ファブリック工場の一つを設立。貴族階級と上層階級の仕立て屋で使われ、後に大英帝国全土と世界へ輸出。
  • 1850年:ビクトリア時代、ロンドンのセント・ジェームズ地区がシャツの中心地となり、優雅さの基準となる。
  • 1901年:ビクトリア女王死去。第一次世界大戦では耐水性・耐火性の新しい織物を開発し航空隊員の命を救う。
  • 1920〜30年:ロンドンが再び国際的な男性ファッションの中心地に。
  • 1936年:ウィンザー公爵(エドワード8世)が王位に就き、トーマス・メイソンは王室御用達シャツメーカーの独占供給者となる。
  • 1960年:ロンドンがファッション革命の中心に。カラフルで想像力豊かなスタイルが流行。
  • 1992年:トーマス・メイソンとデビッド&ジョンアンダーソンがアルビニ家により買収。
  • 今日:シルバーライン・ゴールドラインを展開し、英国ファッション愛好家の基準であり続ける。

【お仕立て上がり】 ¥25,300-(税込)より(入荷の状況で変わります)

トーマス・メイソン(Thomas Mason)の生地はこちらから。

以下、生地商から頂いた参考文献より。

THE ARRIVAL OF THE SIXTIES,
THE "SWINGING SIXTIES"

London was once again the centre of a sartorial revolution. These were the triumphant years of the Beatles and youth fashion and were dominated by a strong desire for change. Even traditional male elegance was infused by this thirst for novelty and a group of ingenious designers formed a bridge between Savile Row, Jermyn Street and Carnaby Street. Clothing was colourful, imaginative and fun. Even shirts were eccentric and became the centre of attention with stripes and checks in bold new colours, worn with trendy wide ties known as kipper ties.

ターンブル&アッサーのバーゲン

ロンドンは再びファッション革命の中心地となります。ビートルズを始めとする若者ファッションが一世を風靡し、大きな変化への期待に満ちていました。伝統的なエレガンスもこの新風に巻き込まれ、独創的なスタイリストらが、セヴィルロウ、ジャーミン・ストリート、カーナビー・ストリートの橋渡し役をするようになります。カラフルでファンタジーに満ちた愉快な服、エキセントリックで奇抜な色使いの縞や格子柄のシャツはファッションの主役となり、この時代を象徴する幅広のネクタイ、キッパータイとの組み合わせが流行りました。

ターンブル&アッサーの店内

Selection of fabrics for bespoke shirts in the Churchill Room at Tumbull & Asser in Jermyn Street.
オーダーメイド用の生地各種 ジャーミン・ストリートのターンブル&アッサー チャーチルルームにて。

エジプト地図

Giovanni Battista Homann, Carta "Aegyptus Hodierna", 1716
(ジョヴァンニ・バティスタ・ホーマン)地図「エジプト」1716年

EGYPTIAN GIZA 45 COTTON:
AMONGST THE MOST HIGHLY REGARDED AND EXCLUSIVE IN THE WORLD

Egypt's finest cotton, "Giza 45", is used for Thomas Mason's Goldline. The particular climatic conditions and fertile soils along the Nile and around the delta give rise to the finest cotton in the world. Egypt is currently the world's leading producer of long fibre (>1 and 1/4 inch) and very long fibre (>1 and 3/8 inch), the famous 'long and extra long staple' cotton.

エジプト綿

トーマス・メイソンのGoldlineでは、エジプト綿の最高級品:Giza45が使用されています。ナイル川流域デルタ地帯の恵まれた気候と豊かな土壌で、世界でも貴重な最高級綿が生産されます。

エジプトの風景

THOMAS MASON
A LEADING FIGURE OF THE INDUSTRIAL REVOLUTION

England, late 18th century. Sir Thomas Mason was one of the leading figures of the English textile industry, who started business at the height of the Industrial Revolution. He was a far-sighted man with a flair for seizing opportunities in a sector that had previously relied strongly on manual methods alone.

産業革命の工場村

英国、18世紀後半。鋭い先見の明を持つサー・トーマス・メイソンは、手工業に頼ってきたこの分野で新しい機会を掴み取りました。

アルビニ家

Andrea, Fabio, Silvio e Stefano Albini
アンドレア、ファビオ、シルヴィオ、ステファノ・アルビニ

In 1992, the well-known Bergamo-based Albini family of entrepreneurs acquired the English brands Thomas Mason and David & John Anderson, incorporating their incomparable historic textile designs.

アルビニ社の工場

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