f シャツ工房 シャツ一枚ができるまでの工程です。
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オーダーシャツ 
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30年前は当店の地下(現在シャツのオーダーサロン)で裁断縫製を行っておりましたが、現在は別に移転をしその後シャツ部門を独立させ、株式会社北陸シャツとし当店のオーダーシャツ並びにカジュアルシャツの縫製を全て北陸シャツにて製作しております。
シャツ工房で作られる型紙です。(1)【型紙】

御客様のサイズどおりに型紙が起こされ、猫背、屈伸、怒り肩、前肩、撫で肩、鳩胸などなど体型に合わせて調整します。

下は身頃(前身頃、後身頃)、ヨークを一体化した製図で、向って左上は袖(この場合裄丈の右左に差がございますので、右用、左用2枚です)、向って右上は衿、カフスの型紙です。型紙を取り違えないようにご芳名、サイズを貼り付けます。
(2)【裁断】
型紙を生地の上に乗せ、おもりで固定し革切り丁で正確に裁断していきます。柄が縞や格子の場合は、柄がきっちり通るように合わせて裁断します。シャツ工房では手で生地を裁断しております。
シャツ工房で身頃の裁断(3)【身頃作製】

裁断された身頃等は、御客様が選ばれたデザイン通りに高圧のスチーム・アイロンにて折り目をつけのりを入れて仕上げておきます。後でミシンでステッチが掛けられます。
(4)【小物貼り合せ】

ヨークのネーム、剣ボロ(袖元の割れ目を補強する2枚の布:写真)、ポケットなどの細かい作業を必要とする部分は、一枚一枚アイロンで丁寧に折り目をつけ、のり入れが施されます。ポケットサイズや形状など、注文伝票を見ながら折っていきます。
剣ボロなどを張り合わせています。
(5)【芯貼】

衿とカフスを芯地と合わせます。

スチーム・アイロンにて柄を合わせながら生地と貼り合せます。


シャツ工房でのプレスの様子
(6)【地縫い、型折り】
貼りあわされた衿とカフスは、芯の通りに地縫い(表生地と裏生地を袋状にする為の縫い合わせ作業)されます。針の横に小型メスが付いた特殊ミシンで、芯と生地を切り落としながら同時に縫う事が出来ます。地縫いされた衿、カフスは規定の衿カフス型の場合はエアーコンプレッサーによるプレス機で形を整え、特殊な衿カフス型においてはアイロンで地縫い通りに形を整えます。形が作られた衿カフスは、高圧スチームアイロンにてノリを使わずに仕上げられステッチが掛けられます。(下写真)
シャツ工房の様子 シャツ工房の様子
シャツ工房の様子 シャツ工房の様子
(7)【衿台付け】
ステッチが掛けられた衿は衿の先、衿の腰を指定どおりに切り落とし、衿の羽根とそれを支える台(芯地の貼ってある表地と生地のみの裏地の2枚)とを縫いあわせます。羽根と台は形状が正反対な為、縫い合わせるのは困難で、熟練した技術を必要とします。
シャツ工房での衿台付け
(8)【刺繍入れ】
イニシャルやフルネーム等を生地に刺繍をします。薄い生地に刺繍を施す為、生地裏に薄い芯を貼り付け固定します。刺繍を入れる箇所(今回の場合、前身頃の胸の位置)に枠をはめ、コンピューター刺繍ミシンにより好きな文字、色で刺繍をいれます。
シャツ工房でネームを刺繍します。一貫生産です。
(9)【ヨーク付け、肩付け、袖付け、脇巻き、裾三巻】
アイロンで縫い代が折られた各パーツはヨークと後身頃→それと前身頃→袖→脇→裾を巻く の順序で繋ぎ合わされます。各パーツを繋ぐ作業は専用のアタッチメント(袖付用、脇二つ巻き、裾三巻)により縫い合わされます。袖付け等はくりが正反対なため、これも熟練した技術を要します。ヨークの柄と袖の柄をきっちり合わせます。
シャツのヨーク(肩部分)の縫製
(10)【衿付け】
全て身頃が繋ぎ合わされまとめ上げられたら、作製した衿と身頃を取り付けます。身頃のくりと衿を4分割して印を付け、それを一ミリもずれないように正確に繋ぎ合せます。縫う時にこの4分の1がずれてしまうと、ネクタイをした時に衿が全体に傾いてしまうので注意します。衿はシャツの顔の部分なので、シャツを縫う作業で一番難関の作業で、一番大切なパートです。
シャツの衿付けです。
(11)【カフス付け】
後はカフスを取り付けて完成です。両用カフス(釦、カフス釦どちらでも留められる)、シングルカフス(釦のみ留められる)では取り付け方法が違うので、これも伝票を見ながら注意して付けます。袖のプリーツは基本的には2本取りますが、ご要望に合わせて1本(タイトなタイプ)3本(ゆったりタイプ)などデザイン通りに袖にカフスをはめ込めていきます。
シャツの袖にカフスを付けます。
(12)【穴かがリ】

完成したシャツの衿、カフス、上身頃に穴を掛がって行きます。これも専用のミシンを使います。縁取るように縫っていき、その中心にメスで切れ目を入れる一連の作業を一瞬で行うミシンです。最近では色を変えたりする事が多くなってきました。
最後の工程シャツのボタン付けなど仕上げの段階
プレスをして1枚のシャツが出来上がります。(13)【仕上げ】

最後の工程です。穴がかがられ、釦が付けられたシャツは10ポンドある仕上げ用アイロン(クリーニング屋さんでも使われているアイロン)で、工業用の噴霧器で霧水を掛けながら丁寧にしわを伸ばしてたたんでいきます。衿、カフスはプレスが施されているので、袖→後身頃(プリーツがある場合は下まで綺麗に折り目をつけます)→ヨーク→前身頃→もう一度後身頃という順番でアイロンが掛けられ、専用の台紙が当てられクリップで折りたためば完成です。この場合アイロンの温度は180℃位で掛けられます。

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